導入事例

介護法人向けアメーバ経営コンサルティング 導入事例|福祥福祉会様

作成者: KCCSマーケティング編集部|Oct 5, 2010 3:00:00 PM

経営の多角化・急拡大で生まれた新たな経営課題

福祉環境の変化から、事業の多角化、行政からの自立など、経営改革を求められている社会福祉法人。10年間で4施設、20を超える事業の拡大を遂げてきた福祥福祉会は、その意味で先進的な社会福祉法人と言えるだろう。
「福祥福祉会は、社会のニーズや法改正に対応し、比較的短期間で事業を拡大してきました。そのため、スピードと決断が迫られることも多く、トップダウンによる事業の推進が中心となっていきました。それは、現場から見ると透明度の低い経営となり、人材の分散・磨耗により経営を担う人材育成が追いつかなかったことと合わせ、トップと現場の意識や感覚にズレを感じ、現場との一体感はなかなか得られない状況でした。その結果、事業収益は悪化し、職員のモチベーションも下がるという状況に陥っていきました」と福祥福祉会のアメーバ経営推進担当者は語る。
こうした状況を打破するためには「トップダウンの事業推進」「透明度の低い経営」といった旧来の経営モデルから転換する必要があると感じそのきっかけづくりを模索するなかで、「アメーバ経営」に出会った。

 

「アメーバ経営」は、介護・福祉サービスの経営モデルとしても有効なのか?

アメーバ経営は、組織を小集団(アメーバ)に分け、各アメーバごとに採算を見ていく管理会計の仕組み。京セラが、わずか28名で創業し、3万人を超えるグループに成長・発展している今日まで、一度も赤字を出さずに経営している実績ある経営管理手法。「収入最大」「経費最小」「時間最短」という単純明快な目標を追求する。アメーバ経営の導入にあたっては、プロジェクトをつくり、経営トップである理事長をはじめとする経営層だけでなく、現場からのメンバーも含め、それぞれの考え方を話し合いながら進めた。
「アメーバ経営の導入を決めたものの、もともと製造業中心の経営モデルであるアメーバ経営の考え方に対して、現場には大きな反発がありました。"介護保険という収入を軸にした制度ビジネスだから仕方がない""導入しても効果がない"という先入観にとらわれている大多数の職員に対して、発想の転換を示していきました」(担当者)

「アメーバ経営」の導入によりトップと現場が共通の指標でコミュニケーションを活性

アメーバ経営の導入により、結果に対する組織の団結力、リーダーの責任感が生み出され、すべての職員が経営者的視点を持ち、経営に参加する、"全員参加型経営"を実現した福祥福祉会。既存の管理方法や経営層の考え方に対する反骨心がトップの意識を変え、批判的な声に負けない心が現場を変えた。
「私たちのアメーバ経営はまだ始まったばかり。改善の余地はまだまだあると考えています」(担当者)
創意工夫を行いながら全員参加の経営を続ける福祥福祉会。厳しい福祉経営環境を乗り越え、多様化する社会のニーズに柔軟に応えながら、さらなる発展と成長を遂げていくことだろう。